管理課 神坂です。
今シーズンの冷え込みは例年よりも強烈で、水道凍結・破裂事故が多発しました。
今年1月の札幌の平均気温は-4.4℃となっており、昨年よりも-2.1℃も低く、これは過去10年間で2番目に低い数値です。
この影響により、弊社管理物件の1月に発生した事故件数を昨年と比較したところ、
・2020年1月:6件
・2021年1月:45件
という結果となり、管理課内でも異例の忙しさとなりました。
そこで、入居者様に状況をヒアリングした際のほとんどの回答が、「ちゃんと水落しをしたはずなのに凍結した・・・(汗)」
詳しく水落とし方法を確認すると、「元栓を閉めて、各蛇口を開いて水を出した。昨年はそれで大丈夫だった」との事。
残念ながらその作業だけでは水抜きは不完全な状態で、各混合栓の水側・湯側のストレーナーというツマミのような部品を外し、そこからも水を抜かなければなりません。
ですが、たまたま冷え込みが厳しくない時はそこまで行わなくても凍結しない場合があることは考えられます。
正直、正確な水抜き方法は複雑で知識が必要です。一般の入居者の方々には多少難しいかもしれません。
弊社管理物件では、共用部等に写真付きの水落とし方法を貼付しアナウンスをしておりますが、インターネット上でより解りやすく情報を得ることができると思いますので、是非検索してください。
また、水道凍結事故は概ね入居者様の過失となりますが、保険対応が可能な場合がありますので、継続して保険に付保いただくことを強くお勧めいたします。